記事タイトルは、以下の超重要箇所に文言がそのまま使われるケースが多いです。
- 検索結果
- 内部リンクのアンカーテキスト
- 外部リンクのアンカーテキスト

これらが、クリックを誘うタイトル名が付けられているかどうかで、ブログのアクセス数と拡散性は大きく変わることになります。
今回は、この重要な「記事タイトル」の命名法について、10年以上にわたり広告収入で食べてきたネルが説明していきます。
誰に向けた記事なのか、誰からのクリックを誘うのか
当サイト、ブログ学園で一貫して言ってきていることの一つとして、「外部ブログのライターに向けて発信すべし」というのがあります。これは、「SEOの勝敗を決するのは外部リンクの獲得量である」という一つの仮説から逆算すると、そもそも最初から「リンク行為をする層に向けて発信する」のが近道であると考えるからです。
ほとんどの一般人はWebコンテンツの制作に関わっていません。つまりリンク行為をすることは基本的には無いのです。一般人、つまりリンク行為をしない人にペルソナを設定し記事を書いても遠回りなのです。
様々なペルソナの方法論があると思いますが、ブログに限っては、そのターゲットとなる人がリンク行為をする人でなければならない。気付いている人は少ないですが、ブログというメディアには、SNSとは違いこういった特殊な事情があります。
つまり、同ジャンルのライバルブロガーに向けて記事を書く。
そして、タイトル設定も同ジャンルのブロガーのクリックを誘うことを目標にすべきです。
外部リンク獲得に繋がる記事タイトルの付け方
では、読者としてサイト訪問にきたブロガーの頭の中は何を考えているのか?
おそらく、あなたもそうであるように、記事執筆のネタ探しのことで悩んでいるはず。同ジャンルのあらゆるサイトを巡回して、記事のネタを探しているはずです。そんななか、「専門性」「情報の多さ」「他とは異なる意見」があるページに出会うと、ネタとして使いやすいわけです。
こういったことも考慮に加えて、ブログタイトルを命名していきます。
1:狙いたいキーワードを前方に入れる
ブログ記事を書く前に、検索で狙いたいキーワードを少なくとも1つは設定しておくのが基本です。場合によっては、3つぐらいまで設定することはよくあります。そして、それらのキーワードをなるべくタイトル文字列のなかで、前方(左より)に配置します。
タイトルの後ろの方にキーワードがあると、検索ユーザーから読まれにくくなり、表示されたとしてもインプレッションクリック率(表示数に対するクリック数)が下がってしまいます。

2:記事タイトルは全角30文字前後にまとめる
GoogleあるいはYahooの検索結果に表示されるタイトル文字数は、概ね全角28~32文字となっています。モバイル、パソコンなどユーザー環境によって多少は前後しますが、タイトルは全角30文字程度を基準に決めていく必要があります。
3:専門用語もタイトルに積極的に入れていく
先程、「一般ユーザー」よりも「同ジャンルのブロガー」をペルソナとして設定すべきという考えを説明しました。「専門用語」は場合によっては一般ユーザーから敬遠されるかもしれませんが、外部リンクを獲得するには「同ジャンルのブロガー」の気を引くことが優先事項です。
「専門用語」はタイトル文字列の中でも積極的に使い、専門性の高いコンテンツであることをアピールすべきです。
4:簡単で役に立つことをアピール
少ない労力でベネフィットを得るというのは、多くの生物の生存戦略です。本能的にクリックしたくなる衝動に駆られます。
- 楽に儲かる
- すぐに痩せる
- 安くて美味しい
- 簡単にモテる
以上のような話は、みんな大好きです。
このページを読めば、簡単にメリットを得る方法にたどり着けることをタイトルでアピールします。
5:煽り、釣りタイトルは、コンテンツと一致していればアリ
インフルエンサーの煽り
「まだ〇〇で消耗してるの?」
広告コピーの煽り
「うわっ…私の〇〇、△△すぎ…?」
いずれも、オリジナルから何年も経ってもよく見かける煽りの表現ですが、タイトルとコンテンツが一致していれば、使っていくべきです。流行ったキャッチコピーは、ついついクリックしてしまう魔力があります。
そして、クリックした先のコンテンツが、タイトルの意味と一致したものでなおかつ有益であれば、煽りであろうが、釣りであろうが、不快感など与えないです。コンテンツで満足感を与えることができていれば、煽られたことなど忘れているものです。

6:数字を入れて、具体性を持たせる
タイトルの中に数字を入れるのも、よく使われる手法です。文字数が限られるタイトルのなかで、コンテンツの具体性を感じさせることができます。
そして、情報収集のため訪問したライバルブロガーも具体的なことが書いてあるほうが、記事のネタ元として使いやすいです。
数字が少なければ、手段が簡単であることを、
数字が多ければ、記事の情報量が豊富であることを予感させます。
成果を数字で示されると、説得力を持たせることができます。
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7:競合記事が一様なタイトルの場合は、切り口を変える
キーワードによっては、似たようなタイトルのページが検索結果に並びがちです。検索者の「疑問」に対する「回答」というパターンの検索結果だと、明確な答えが決まりきっているケースがあり、一様なタイトルが出揃うというわけです。
こういった場合は、むしろチャンスで、まとまった検索数があるケースが多いです。そこで、他とは切り口を変えたタイトルにすることで、検索者のクリックを誘うことができます。