AutoHotKeyでブロガー向けキーマッピング、高速タイプ養成

高速タイプ養成

日々書き続けるブログ記事の積み上げ作業。高速タイピングはブロガーなら身につけたい技能の一つである。本記事では「F」と「J」キーに人差し指を置くホームポジションを出来るだけ崩さないキーマッピング方法について説明していく。

方向入力キーの使用がホームポジションを崩す

さて、多くの人がいわゆるホームポジションでタイプ作業をしつつも、効率の悪さを感じるのが、カーソル移動時である。上下左右キーを押すにはどうしてもホームポジションを崩さなくてはならない。ほとんどのキー配列では手首の移動も伴う。使用頻度も高く、再び右手人差し指を「J」キーに戻す作業が煩わしく感じる。

これを解決する方法が無いものかと調べてみると、AutoHotKeyというアプリケーションを使い、「無変換」+「I,J,K,L」キーによるカーソル移動を実現する例がいくらか見つかった。左手親指で「無変換」キーを押しながら右手人差し指で「J」を押すと、カーソルが左に動くというもの。なかなか便利そうなのでやってみる。

最初は苦戦しそうだが、慣れればタイピング効率が向上しそうな気はした。

AutoHotKey-cursor

その後、さらに使い続けると、カーソル移動は「右手だけ」で完結させたほうが、直感的にもやりやすいことに気付いた。ちょうどいい場所に使うことのない「変換」キーが余っている。

以下、ホームポジションを崩さず、右手だけで完結する「変換」+「I,J,K,L」による方向キーの実現方法である。

AutoHotKeyのインストール、スクリプトの書き方

ダウンロードとインストール

AutoHotKeyのダウンロードはこちらから→https://www.autohotkey.com/

昔からあるわりと有名なソフトウェアである。英語版ではあるが特に、難しい選択肢もなくインストール完了。

AutoHotKey-download
AutoHotKey-install0
AutoHotKey-install

インストールが終われば、Exit。

簡単なスクリプトで動作確認、拡張子は.ahk

AutoHotKeyを直接起動させての操作設定は要らない。テキストエディタ(メモ帳など)で、別途スクリプトファイルを作成し、関連付けられた拡張子「.ahk」で保存。このahkファイルをダブルクリックなどで実行することで設定が完了する。

まずは動作確認のため簡単なスクリプトファイルを作成する。以下、内容をテキストエディタで作成し、test.ahkで保存。ダブルクリックで実行してみる。メッセージボックスが出れば、AutoHotKeyのインストールが無事完了しており、機能が使える状態だ。

MsgBox, hello

設定ファイルの作り方

以下は、実際に、著者が運用している設定ファイルです。

autohotkey-keymapping
;変換+j,l,i,k を方向キーに設定
vk1C & j::Send, {Blind}{Left}
vk1C & l::Send, {Blind}{Right}
vk1C & i::Send, {Blind}{Up}
vk1C & k::Send, {Blind}{Down}

;変換+h,n をページアップ、ダウンに設定
vk1C & h::Send, {Blind}{PgUp}
vk1C & n::Send, {Blind}{PgDn}

;無変換をHomeキーに設定
vk1D::Send, {Blind}{Home}

;カタカナひらがなキーをEndキーに設定
vkF2::Send, {Blind}{End}

;身に付くまでは以下8つをCtrlキーに置き換え
;高速タイプ養成ギプス
Left::Send, {Blind}{Ctrl}
Right::Send, {Blind}{Ctrl}
Up::Send, {Blind}{Ctrl}
Down::Send, {Blind}{Ctrl}
Home::Send, {Blind}{Ctrl}
End::Send, {Blind}{Ctrl}
PgUp::Send, {Blind}{Ctrl}
PgDn::Send, {Blind}{Ctrl}

このファイルを適当なファイル名、拡張子.ahkで保存し、実行すると、有効化される。

この他のキーコードはこちらのページにまとめてありました。→https://sites.google.com/site/autohotkeyjp/reference/KeyList

最近のAutoHotKeyのバージョンではキーコードが短くなっているようです。例えば、「変換」キーであれば、以前は「vk1Csc079」でしたが、現在のバージョンでは「vk1C」で動作します。 

慣れるまでは、通常方向キーなどを使用不可に

方向キーだけでなく、Home、End、PageUp、PageDownの各キーについてもホームポジションから届く部分で代用できるようにキーマッピングを変更した。

ただし、通常キーがそのままだと、長年の慣れで結局は通常キーの操作に戻ってしまう。これを防ぐため、通常キーにCtrlキーを割り当て、使えないようにした。

エクセルなどの表計算ソフトを使う場合、テンキーを使った数値入力の場合は通常方向キーが使えないと、相当不便ではあるが、ひとまずタイピング速度の改善を優先。

スタートアップに登録することで起動毎に自動的に設定される

.ahkのスクリプトファイルが完成したら、スタートアップ登録の場所にファイルを移動しておきます。これにより起動時に毎回、ファイルが読み込まれ、設定が自動的に完了します。

Windows10のスタートアップフォルダの位置
ユーザーパス
個別C:\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
すべてのユーザー%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

または、エクスプローラーに以下を入力するとジャンプできる

ユーザーパス
個別shell:startup
すべてのユーザーshell:common startup

日本語キーボードのCapslockキーは難あり、Ctrl2Capを使う

日本語キーボードの場合「Capslock」キーは特殊で、AutoHotKeyのスクリプトを設定しても思ったように挙動しないケースが多い。

わりと多くの方は「Capslock」キーを「Ctrl」キーに置き換えたいと思っているはず。これは別のwindowsアプリCtrl2Capを使うことで解決できる。

Ctrl2Capをwindows10環境下で使ってみる

Ctrl2Capのダウンロード、解凍

マイクロソフトのページからダウンロードできます。

Ctrl2cap - Windows Sysinternals
This is a kernel-mode driver that demonstrates keyboard input filtering in order to turn caps-locks into control keys.

ダウンロードが完了したら解凍して、簡単のためCドライブルートにフォルダごと設置します。中のctrl2cap.exeをダブルクリックで実行しても何も起こりません。以下、管理者コマンドによる操作が必要。

管理者権限でコマンドプロンプトを起動
command管理者

画面左下の検索窓から「cmd」を入力すると、候補が表示される。コマンドプロンプトを右クリックで「管理者として実行」を選択する。

cd コマンドでフォルダまで移動
ctrl2cap
実行、インストール

以下、コマンドを入力して「Ctrl2Cap」のフォルダへ移動する。コマンドはコピーペースト可能。

cd ../../ctrl2cap

以下、コマンドを入力して、インストールする。

 ctrl2cap.exe /install

「Ctrl2cap successfully installed. You must reboot for it to take effect.」の表示を確認し、PCを再起動する。

再起動後、Capslockキーの動作がCtrlになっている。

アンイストール方法

インストールと同様に管理者権限でコマンドプロンプトを開き、Ctrl2cap.exeのあるディレクトリまで移動する。

以下、コマンドを入力して、アンインストールとなる。

ctrl2cap.exe /uninstall

PCを再起動して、アンインストールが有効化する。

マウスの操作でホームポジションが崩れるのが課題

方向キー、Home、End、PageUp、PageDownを変更したことにより、左右の手がホームポジションを継続できる時間が大幅に増えた。

ただし、ライティング作業中もマウス操作を行うことが結構多く、次はここをなんとかしたい。これは普通はポインティングデバイスが装備されるノートパソコンであれば、解決済みの話である。タブレット端末の普及により、最近はポインティングデバイス付きのキーボードが多くリリースされている。こういったキーボードも試してみたい。

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